571: 名無しの心子知らず 2007/07/26(木) 00:10:57 ID:DcxetyuC
このスレで翁を知り、ずっと気になっていたのだが
二人育児に追われなかなか本を読む余裕がなかった。

本日、図書館ではじめて翁の本を借りてきた。
『母と子への手紙』と『母親のための人生論』である。

久々の寝食(昼寝と昼食)忘れての読書に喜びもひとしおである。

6ヶ月過ぎたら3時間は外気に、とのことであったので
歩き始めた下の子に初めて靴を履かせてゆっくりと近所を散歩した。
近所のじじばば連にかわいいかわいいと言われ、寝つきもよく
翁の教えはすばらしいと実感した。

子は既に1歳と3歳になってしまったが、『育児の百科』も図書館で借りて
読書、という形でもかまわないだろうか。ご教示願いたい。





573: 名無しの心子知らず 2007/07/26(木) 08:57:17 ID:lV7rDln0
まずは図書館に足を運んだ>>571に敬意を表したい。

『育児の百科』も大変優れた読み物である。
出産前から就学までの母と乳幼児について月齢(年齢)にそって
解説されてはいるものの、三歳児を育てる母に、二歳一歳の項目が
助け舟とならないとは言えない。
まずはご一読されることをお勧めする。

しかしながら本書は、母親が不安になるできごとが起きた時にこそ
その力を発揮するものでもあると私は考える。

育児において、親が子を見る期間より親と子が向き合わねばならぬ
期間のほうがはるかに長い。
ある歳までの子は、親を“堂々として正しく頼れる大人”と信じて疑わず、
親となった私たちは、それが親の愛でありながら試練であることをも知っているのだ。
本書が>>571に手を差し伸べることを信じて疑わない。

574: 名無しの心子知らず 2007/07/28(土) 03:10:42 ID:/YhDqhZH
>>572
>>573
571である。親切なレス感謝している。
『育児の百科』、購入も前向きにケントウしたいと思う。

『母と子への手紙』と『母親のための人生論』、スピリッツは堪能できたのであるが
このスレの口調とちがうので、はやく『育児の百科』を読みたいものである。
翁に、どうということはない、といわれてみたいのだ。

今の私には、あたいあげられるのよ、という資格はまだない様に思われる。

576: 名無しの心子知らず 2007/08/03(金) 14:56:17 ID:EzM0YDQ5
松田道雄の本を熟読している方の意見を伺いたい
私には5歳と1.5歳の娘と息子がいます。
二人とも淡白な正確なのか、母である私が
他所の赤ん坊をあやしても一向に嫉妬してくれません。
しかし、2週間に1度のペースで会う私の母が
他所の赤ん坊をあやすとかなり嫉妬している様子。
毎日一緒にいるものの、あまり相手をしてやらない罰なのでしょうかorz

577: 名無しの心子知らず 2007/08/03(金) 15:29:27 ID:AYJu85yJ
>>576
嫉妬というのは誰かに母が取られてしまうかもしれないという懼れから
来るものではないかと愚考する。とすれば576娘息子は576が去っていかないという
絶対の信頼を持っているのではないかな。

579: 名無しの心子知らず 2007/08/03(金) 20:33:42 ID:EzM0YDQ5
>>>577
なるほど。そのように考えればさみしさも減るというものだ。
>>>577の考え方と愚考という言葉遣いに感嘆しつつ
お礼を申し上げる。

578: 名無しの心子知らず 2007/08/03(金) 16:00:06 ID:25hG7hGo
このスレを読み、図書館で探し求めてきた。
定本である。
元々グータラな母ではあるが、翁のおおらかな心にいたく感銘を受けている。

子よ。翁の言うとおり、人生はまことに楽しい。
思えば、分娩台の上で「こっちの世界はたーのしーよぉぉ」と心の中で叫びながら
必死にいきんだものである。
母が楽しいから出ておいで、と言ったのだ。
子に「ダマサレタ」と思われぬよう、毎日笑って過ごそうではないか。

夜泣きでへとへとになっても、昼寝をすればよいのだからどうということはない。
子育て広場に出かけ、母が精神的に疲れるならば、
無理に行かずとも、子を外気に当ててやればよい。

翁よ、ありがとう。

580: 名無しの心子知らず 2007/08/05(日) 14:23:53 ID:w7HvaAY6
皆様、毎日暑い日が続いているが
いかがお過ごしだろう。
子のタンレンを、と思いつつも
あまりの暑さに散歩を断念、ベランダで行水させる事で
10ヶ月の赤と戯れている日々である。

こんなんでいいのだろうか…と思いつつも
あせもが悪化してもいけないし、
なにより母がばてては本末転倒、と思い
今日も自宅で過ごす時間が多いのである。

このスレの諸氏は、この時期どのような鍛錬をしているのであろうか。

582: 名無しの心子知らず 2007/08/05(日) 22:24:54 ID:n9/2JzRO
>>580
松田翁の時代とは、地球環境も社会環境も異なる。
定本どおりのタンレンに固執することはあるまい。
行水も立派なタンレンとお見受けする。
ただし共同住宅にお住まいであれば、ベランダの防水機能と
階下への影響を鑑みた方が良いかもしれぬ。

散歩をしたいのであれば、夕食の用意を早めに済ませ
日没の頃に夕涼みを兼ねてタンレン、と洒落込んではいかがであろうか。

581: 名無しの心子知らず 2007/08/05(日) 22:06:29 ID:t9V6xmy5
この時期、
アスファルトからの熱気はただ事ではない。
一度しゃがんで子供と同じ位置についてみることをお勧めするものである。
さすれば、このような時期に鍛錬と称して散歩をさせることが
1歳にも満たない小さな子供にとってどれほどの消耗を与えることか
容易に想像がつくであろう。
私はそう考え、所用で外出するさい、木陰では歩かせ、
日向では抱っこ、自宅では行水。といった程度で鍛錬をすませている。
子供は1歳半である。

590: 名無しの心子知らず 2007/08/09(木) 17:21:42 ID:sYe3qeZ5
「子が元気であればいい」
なんという心強い言葉であろうか。
先日5歳の娘が39度の熱を突然だした。さすがにぐったりしていたが寝続けたおかげで
翌々日にはいつもどおりの動きをしたが、その代わり1歳半の息子が発熱。
しかし彼は元気だった。食欲も多少落ちたものの冷たいカボチャのスープを
何杯でもお代わりした。おかげであまりオロオロと心配せずに済んだ。
今日は二人とも平熱で元気だが大事を取って出かけていない。
退屈らしく靴を持って泣いて訴えてくるが母は断固として外出を許可しない。
これで間違っていないと誰か太鼓判を押してくれたらうれしい。

591: 名無しの心子知らず 2007/08/09(木) 18:14:45 ID:EPuuR7hl
>>590
子が健やかに楽しく過ごせる事が大事なのだ。
病み上がりに無理をして再び病気にかかってしまっては
楽しい夏の思い出も作るに作れなくなるであろう。
590さんは間違っていない。
子の訴えやお願いを退けるのは精神的に疲れるものだが
是非とも子が完全に健康に戻るまで頑張って欲しいと思うのである。

600: 名無しの心子知らず 2007/09/12(水) 21:27:54 ID:mEFW9bo1
1歳7ヶ月の息子が「イヤ」を多用するようになり、
もうすぐ二人目も産まれるため、
読書の暇がなくなるだろうと思い「私は2歳」を購入、読了した。

なるほど、納得させられるところが多い。
私が一番感心したのは「女の子をいじめる」である。
最近、息子も同じくらいの女の子の髪を引っ張って困っていたのだが、
翁によると「髪をつかんだ瞬間に金属製の音がするのはおもしろい」のだそうだ。
確かに、髪を引っ張っても何も言わない子の髪は引っ張らない。
しかしながら、女の子の髪を引っ張るのは悪いことなのでどうしたらよいものか…

601: 名無しの心子知らず 2007/09/15(土) 03:19:50 ID:YMDvf50v
>>>600
悪いことは悪い、止めさせるべきものである。
ただ、悪いことだからと言って頭ごなしに叱り付けるのではなく、子の興味の源に
目を向けてやろうじゃないかというのが翁の見方だと思われる。
大人は合理的・理論的という錦の御旗のもとに子を管理したがる。
だが、子の行うことの根本には好奇心があり、この世界を知ることへの憧れが
あるのではなかろうか。
それを片端から潰していっては、子の探究心を損なうことになり、しまいには
何かをみずから試して知ろうとする意欲すら奪いかねない。
だが、誰かを困らせてまで行う実験を続けさせるのは親として誤りである。
育児の百科を読み返すとわかることだが、翁は子を叱ることを否定してはいない。
むしろ、メリハリの重要性を挙げていると思う。
>>>600のお子は、「髪の毛を引っ張ると金属製の音がしておもしろい」ということは
既に十分に学んだことであろう。
次は、「金属製の音がしておもしろいが、母が烈火のごとく怒る」ということを学んでも
よいだろう。
ダメなものはダメ、と一貫性をもって接すれば、いずれ子も判る時がくるであろう。
泣いたとしても、叱られて泣くのは子の仕事の一つであるからどうということはない。

ちなみに我が家の2歳娘は昨日「ダンボのテープオムツ」が良いと駄々をこねて叱られた。
娘の我儘に備えてミッキーとスティッチ、プーを用意していたが、まったく予想外の
要望で断念させざるを得なかった。期間限定デザインとは全く罪作りなものである。
ついでに、アンパンマンのジュースという要求には別銘柄の紙パックに油性マジックで
母が書くという荒業で乗り切った。一勝一敗といったところであろうか。

636: 名無しの心子知らず 2007/11/05(月) 00:02:50 ID:G7Ce5fwh
はじめて書き込むのである。わたくしは数日前にこのスレの存在を知り、
先輩諸姉諸兄の機知とユーモアに溢れた数々の投稿に笑い、涙した者である。
わが家の坊は1歳2ヶ月、飽くなき探検家であり、旺盛な好奇心と探究心のおもむくまま、
生傷の絶えぬ生活を送っている。orz
今日は鍛練中、すべり台の着地地点で額から地面に突っ込んだ。
着地地点は地面から少し高くなっており(30cmほどか?)、回り込んで母が受け止めてやらねばならなかったのだ。
だが、1.5M以内の高さからのツイラクであれば、下に尖ったものがあったのでなければ大丈夫という
翁の言葉を胸に反芻した。子はすぐに泣き止んで、その後も機嫌よく遊び続けたのだ。

寂れているようにも見受けられるが、どうということはない。
これからもちょくちょく覗きにくるのである。

637: 名無しの心子知らず 2007/11/07(水) 14:49:39 ID:OrCyfkhY
636子はもうすっかり元気になり、新たな探検へ臨んでいるのであろうか。

わが子も6才となり、すっかり翁の書物から遠ざかっていた。

数日前から腹痛を訴え、医者に診せてもどこにも異常が無いという。
熱もないし下痢も無い。
途方にくれていたところ、ふと翁のことを思い出し定本を繰って見た。

「子どもの腹痛」の項にはまさに我が子の症状そのものが書かれていた。
まずは厳かにビオフォエルミンでも与えてみよう。

639: 636 2007/11/08(木) 14:58:59 ID:z8aL1KF+
>>637
いま、パソコンに向かう時間を捻出するため、子に赤用クッキーを持たせて机の下に座らせているのであるが、
ヘンゼルとグレーテルが帰り道を示すためにパン屑を撒いたように、
クッキーの屑が子の通った跡を示す筋となっているのである。
ありがたいことに、その後も子は変わりなく元気である。ありがとうございます。
637子のウンは無事排出されたであろうか。わが子のウンも滞ることがあるので、
638のおまじない、心に留め置くのである。
のである、と書こうとしてときどき、のでござる、と書こうとしてしまう。そういう趣旨のスレではないのである。

ちなみに、前述の1.5Mは記憶違いであった。正しくは1M以内であった。orz
筆者の手持ちの定本はCD-ROM版なので、検索が便利なのは良いのだが、横書き・ゴシックフォントはやはり味気なく思われる。





648: 名無しの心子知らず 2007/11/30(金) 23:21:58 ID:w3CCIN+H
母の尻からぎょう虫が発見された。自然派育児をしている保育園に
子をやっているからであろう。子からうつされたに違いない。
こんな時には定本である。

「ぎょう虫がいたところで、からだには無害だ。
(中略)子どもがおしりがかゆくて目がさめることがなければ、
便に虫卵があるといわれても、ぎょう虫と平和共存をするほうが
賢明だろう。」

勇気をもらった。母は、ぎょう虫と平和共存をすることに決めた。

649: 名無しの心子知らず 2007/12/01(土) 00:45:03 ID:6x1Imhsf
ハゲワロスwwwwww



・・・いや、すまなかった。


ぎょう虫がいたとて、翁がそれで平気だといっておられるなら平気なのだ。
騒ぎ立てず、翁の教えに従い平和共存を決めた母に乾杯。

650: 648 2007/12/01(土) 07:16:39 ID:Ld1+xzuZ
>>649
汚い話にもかかわらず、ウケていただいて感謝している。

子は「さくらさくらんぼ保育」なるものを採用している保育園に
かよっている。子どもをつよい子にするための鍛錬が「保育内容」
のなかに組み入れられている保育である。
はじめて見学に行ったとき、0歳のはいはい赤ちゃんでさえ
砂場を這わせ外気にあて鍛錬している様子に「翁の教えを実践
しているすばらしい保育園である」と感動し、子をやることを
決めた。
しかし、自然と親しむことを重要視し、無農薬野菜を食べさせる
せいなのか、ぎょう虫が発見される子が多いらしい。

わが身にぎょう虫が発見されたときは大変な衝撃を受けたので
あるが、定本のおかげで落ち着くことができた。
翁の定本を紹介してくれた、このスレに感謝している。

定本育児の百科 (岩波文庫)〔全3冊セット〕