その神経がわからん!その71
281: 名無しさん@おーぷん 22/04/29(金) 07:10:38 ID:qW.20.L1
今回の知床の事故で思い出したことを書いてみる

かなり昔、港町の牡蠣食べ放題に行く予定で予約をしてた
場所は東海圏の港で、
私は隣県住まいだけどかなり山の方に住んでるので
直線距離で200km以上離れている

親族3家族の大所帯で観光を兼ねた1泊旅行の予定で
とある土曜日の明け方出発して
牡蠣食べ放題でランチをして、それから観光→温泉泊
翌日は有名な神社にお参りするプランだった
そしてその前日の金曜日、東日本の震災が起きた

説明するまでもなく日本中がパニック
住んでいる地域は大して揺れなかったけど
遠縁の親族も自宅が半壊したらしいし
たくさんの人が亡くなっている中
楽しく旅行している気分ではないので
すぐに旅館にキャンセルの電話をした
旅館は親切に対応してくれた
子供達もゴネることなく納得してくれた

そして牡蠣食べ放題のお店にもキャンセルの連絡を入れた
テレビ画面の左下には日本地図と津波情報が表示され
震源地からは離れているものの
太平洋沿いなので、牡蠣のお店は津波が来ると警告が出ていた

282: 名無しさん@おーぷん 22/04/29(金) 07:11:21 ID:qW.20.L1
キャンセルの電話を受けた年配の女性が
「前日キャンセルは認めない!」
「津波なんて〇〇県は関係ない」
「津波は来ない」
「他のお客さんは誰もキャンセルなんてしてない」
「何が何でも来い!」

20分くらい電話を切らせてもらえず
その女性の後ろで
別の電話対応をしている男性の声が聞こえてるんだけど
「こういった事態ですのでね、落ち着いたらまた起こし下さい」
と、明らかに他のお客のキャンセルの電話を受けている
なのに私の電話に出た女性は鼻息荒くキャンセルは受け付けない

大所帯でかなりの人数で予約したので
経済的にキャンセルは困るのは理解できる
でも予測時点で1mとはいえ津波が迫る海沿いで
呑気に牡蠣なんて食べていられない

テレビでは津波の惨事が流され
アナウンサーが
「数十センチの津波でも生命の危機です!」
「震源地から離れていても、港には近づかないで下さい!」
と繰り返しているのに
200km離れた山奥から
のこのこと津波に向かって行けるわけがない

283: 名無しさん@おーぷん 22/04/29(金) 07:12:04 ID:qW.20.L1
電話口の女性があまりにしつこいので
「キャンセル料を払うのでキャンセルさせて下さい」
と頼むと、
「全額払え!銀行振り込みは不可!誰か代表で現金届けに来い!」と

ここで別の男性が女性から電話を取り上げ
「明日のご予約のお客様ですか?」と
そうだと伝えると
「うちの者がすみませんでした。こういう事態ですので、またの機会にお越し下さい」
と電話を切ってくれた

実際到達した津波は1mに満たなかったみたいで
行く予定だったお店も被害はなかった様子だけど、それは結果論
自分の店の売上の為にキャンセルを受付ず
万が一にも現地に出向いた私達一族が
津波被害で命を落としていたら
この小さなお店は賠償をしてくれただろうか?

ただの飲食店と観光船を単純比較してはいけないけど
売上>客の命
という人は一定数いるんだなと実感した

もちろん、牡蠣食べ放題の店には未だに行っていない
https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1649315126/